I2-house「court house」

●設計事例の所在地: 
長崎県長崎市
●面積(坪): 
39.13
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

I2-house「court house」は、長崎県長崎市の都心の住宅が密集している敷地面積76.42㎡の小さな土地に計画した二世帯住宅です。
敷地の南側と東側が前面道路で、その他の面は既存の住宅に囲まれていました。また東側道路の反対側には2階建の住宅があり南側道路の反対側には2階建の商店があることで、計画地の周囲は決して良い環境とは思えませんでした。
この周辺環境でプラバシィーを確保し、防犯性を有しながら光と風を住宅の中に取り入れ、小さな土地を最大限に有効利用することが今回の設計におけることが今回の設計におけるコンセプトとなりました。このコンセプトの為に四つの解決案を採用しました。
一つは住宅を土地一杯に計画して塀を無くして土地を最大限有効に使えるように配置した、木造3階建ての計画です。
二つ目は住宅の中央に光と風を個々の部屋に取り入れる為に3階から1階まで縦に繋がるライトコートを造り、プラバシィーと防犯を守りながら光と風を1階まで注ぎ込む計画です。
三つ目は2階の中央バルコニーの床を建築面積から除外させる為に開放性の高い床を造り1階に光と風を注ぎながらも使用可能な床材の採用です。
四つ目は住宅の中央にあるライトコートを中心に個々の部屋を配置することで
導線を合理的にまとめライトコートに接した面には大きな開口部を開けて、外周の壁に縦スリットの窓を配置することにより、風通の良く開放性のある部屋を造り出す計画です。
その結果当初のコンセプトを満たした住宅となりました。
外観のデザインは2階まではブラックにして3階はホワイトにしてシンプルでモダンな外装としました。また1階のライトコートの壁はホワイトとして切り取られた空間から光がほのかに出で住宅の周辺の人たちにも優しい雰囲気を与えられる住宅を目指しました。

その他の画像: 

外観

玄関

中庭

リビング

ダイニング

キッチン

キッチン

ダイニング

設計者

ユーザー (株)アーキテクト憧 佐藤正彦 の写真
オフライン
Last seen: 4年 5ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:24